ジョスウエスト

 

1990年製作のジョスウエストです。
製作者はキューメーカーの巨頭、ビル・ストラウドです。
ダン・ジェーンスとともにジョス・キューを立ち上げ、その後高級カスタムキューの製作を目指して独立してジョスウエスト・キューを作り始めました。
この2つのキューメーカーは製作者間に交友はあるものの、製作されるキューはまったくの別物です。ジョスウエストと区別するためにダン・ジェーンスのジョス・キューをジョスイーストと呼ぶ人がたまにいますが、そのようなキューメーカー名は存在しません。
ビルはもうキュー製作から引退していますが、早くからコンピューターによるデザインを導入していたことで知られています。

フォアアームはバーズアイメイプルにスネークウッドの親子8剣です。
ジョスウエストでスネークウッドのハギというのはかなり珍しいと思います。

長いハギの中にはダイヤインレイが入り、ハギの先端にはスピアヘッドが付けられています。

バットスリーブはスネークウッドで作られており、ダイヤインレイで構成されています。ただの菱形ではなく、四辺が曲線で構成されたコンケイブド・ダイヤと呼ばれるインレイです。頂点が尖っているので通常のダイヤより製作難度が高くなります。キューメーカーの腕前の見せどころですね。
リングワークにオーバーラップしたインレイも同様になっています。

 

ジョイントは独自の台形ネジを使用しています。
殆どのキューメーカーは汎用性を持たせるためと、ネジを自前で作ることにはあまり意味がないという考えから一般的な規格のネジを採用しますが、ビル・ストラウドはネジにこだわりがあるようです。
実際、彼はユニロックやラジアルピンの開発に携わっており、2000年以降のジョスウエスト・キューは、その多くがラジアルピンでした。

 

尻ゴムを外すとJWのイニシャルと製作年度が確認できます。
90年から95年くらいの間はバットキャップにロゴがなく、代わりにこのような表記方法が用いられました。
ジョスウエストはロゴのデザインや入れ方が年代によって何種類もある珍しいメーカーでもあります。

 

今回のキューはお客様からの投稿によるものです。

珍しいキュー、すごいキュー、懐かしいキューなど、ご自慢の一品がありましたらご紹介ください。

 

自慢のマイキューをこちらのページに掲載ご希望の方は、キューショップジャパンLINEで直接写真を添付送信ください。キューショップLINEはこちら

必要な写真は以下の4点となっております。
①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント
※写真角度などは紹介されているキューをご参照くださいませ。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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