スーパービリヤードエキスポのご紹介・その3です。

前回に続いてキューメーカーのブース紹介を中心にご紹介していきます。

マスプロダクションキューメーカーの雄、メウチのブースです。
1975年にロバート・メウチにより創業された老舗メーカーで、マクダモット、バイキングとともにアメリカ3大メーカーとして長く君臨していました。
細身のグリップとストレート部分が長い独特のシャフトでストロークしやすいキューとして根強い人気があります。

プレーサー・キューのブースです。
中央に座っているのが製作者のジェフ・プレーサーと彼の奥さんです。
完成品のキューの他に半完成のものや、ブランクなどのキューを構成する部品をたくさん取り扱っています。
フルスプライスの半完成品が展示されています。こういったものを製作するためには専用の旋盤などの機材が必要となり、設備投資に多額の費用が掛かります。
ハギを組むことができない、あるいはそこまでの設備投資ができないという人がこういったものを購入して手を加え、独自ブランドのキューを作るということがあるのです。
かのジョージ・バラブシュカも自分でハギを作る設備を持っておらず、ブランズウイックやバートン・スペイン、ガス・ザンボッティなどからブランクの供給を受けてキューを製作していました。

ステイシー・キューのブースです。
1998年からスーパービリヤードエキスポに参加していて、いつもプレーサーの隣にブースを陣取っています。

この人が製作者のマイク・ステイシーです。工房はインディアナ州にあります。
スタッフ野田が好む伝統的なハギのキューが多く、値段もそれほど高くなかったので、ちょくちょく買っていました。
この写真の4本もそんなキューで、複雑なインレイなどはありませんが美しいと感じます。

こちらはRouceville Woodworks のブースです。
半完成のキューや銘木の材料を販売しています。
プレーサーとベルフォレストを合わせたような商品構成です。
ダンケルキューもここから半完成品を仕入れて製品化したものがあるそうです。
「コカコーラ」のロゴをもじった「ココボロ」のバナーがいいですね。

ニッティ・キューのブースです。
右側に写っているのが製作者のクリス・ニッティです。
スタッフ野田はフロリダ州オーランドにある彼の自宅兼工房を訪れたことがあり、CNCを使わず昔ながらの旋盤とパンタグラフマシンを駆使して高精度のキューを作り上げる彼の技術に驚いたことを覚えています。
彼も現在ACAの役員の一人で、近年は義理の息子のデイブ・エリオットのキューを併設展示しています。

シェルビー・キューのブースです。
テキサス州に工房を持つキューメーカーです。

この人が製作者のウイリアム・シェルビーです。
キュー製作は10年以上の経験があり、高品質なキューを製作するメーカーなのですが、名前が知られてきたのは比較的最近です。
カスタムキューの世界では少量生産ゆえにメーカーとして高評価を得るには何年もの時間がかかることが多いのです。
手にしているのはACAのキューコンテストに出品したキューです。
また、彼は今年のACAキューメーカーオブザイヤーを獲得しました。そのおかげかどうかは分かりませんが、今回彼がブースに出展したキューはすべて完売したそうです。

これはミズーリ州のキューメーカー、トレッドウェイ・キューのブースです。
バラエティに富んだデザインのキューが展示されています。


製作者のジョッシュ・トレッドウェイです。
2010年頃にキュー製作を開始し、現在は一定の評価を得ている中堅カスタムキューメーカーと言えるでしょう。
手にしているのは、今回ACAのキューコンテストに出品したキューです。
着ているシャツの胸に「T」のロゴマークが見えますが、彼のキューにはバットキャップにこのロゴマークが入っていることで知られています。

ショーン・キューのブースです。
1981年創業の有名な老舗メーカーの1つです。
製作本数はそこそこ多く、大手販売店用のカタログモデルを作ったりもしています。
1980~90年代には「Rシリーズ」と「SPシリーズ」の多くが日本に輸入され、所持されていたという方もいらっしゃるでしょう。
一方で製作本数の少ないリミテッドモデルもあります。

ここでスーパービリヤードエキスポの目玉(だとスタッフ野田が勝手に思っている)である、ACAのキューコンテストをご紹介しましょう。

このキューコンテストは、「ACA People's Choice」と呼ばれるもので、2008年から行われています。
ACAに加盟しているキューメーカーが腕によりをかけた1本を展示して、来場客が好みのキューに票を入れます。そして得票数の多かったキューに賞が与えられるというものです。
なお展示台にはメーカー名などは一切表示されていません。

今年優勝したのは、ジャコビーの「DRACO」というキューでした。
右の人物が製作者のブランドン・ジャコビーで、手にしているのが「Draco」キューです。左はACA会長のマイク・カポーンです。
ジャコビーはこのコンテストに毎年出品しており、Sultan、Montezuma、ShakaZulu、Medusa、Voygerなどの超絶技巧を凝らした作品で何度も賞を勝ち取っています。
その「DRACO」キューの詳細をご覧いただきましょう。

龍をモチーフにしたデザインで、各所にさまざまな工夫が凝らされていることが分かります。
細かい細工もそうなのですが、龍の胴体がアバロニで作られており、細い円筒形のキューの表面にこのような1ピースで複雑な形をした大きなインレイを施すことは非常に難しく、製作には大変な苦労があったことが容易に推察できます。

では最後に日本からの出展ブースをいくつかご紹介します。

ジャンプ・ブレイクキューで人気のあるオロチ、高品質な革製品を供給しているナオリー、タップや色々なアイディアに富んだアクセサリーを販売しているナビゲーターブランドなどが出展しています。
アダムやメッズは勿論、日本の多くのビリヤード用品がアメリカでも注目されており、今後アメリカ市場に進出する日本製品が増えていくのではないかと思います。

オロチキューはこちら

ナオリータップはこちら

ナビゲータータップはこちら

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「My Favorite Cues」ページでは、皆様のお気に入りキューを紹介するページです。

自慢のマイキューをこちらのページに掲載ご希望の方は、キューショップジャパンLINEで直接写真を添付送信ください。キューショップLINEはこちら
必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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