アメリカのフィラデルフィア郊外にて、今年もスーパービリヤードエキスポが開催されました。
アレン・ホプキンスが開催するこのイベントは今年が第32回目となり、4月9~12日の4日間の開催でした。
現地特派員に写真を送ってもらったので、ご紹介したいと思います。

会場の「Greater Philadelphia Expo center」です。
225,000平方フィートの広さを持つ施設で、その何倍もある広大な駐車場が付属しています。
アメリカは車社会で、特に鉄道やバス路線も整っていない郊外の施設では駐車場なしでは話になりません。

アマチュアトーナメント会場です。
おびただしい数の7フィートテーブルが並んでいます。
この写真はエキスポ開催前日に撮影したので誰もいませんが、トーナメントが開始されると・・・

ご覧の通り、立錐の余地もないほど参加プレーヤーであふれかえります。
アメリカではバーテーブルと呼ばれる小型の7フィートテーブルが多く普及しており、このテーブル専門でプレーする人もたくさんいるのです。
ボールの大きさとポケットの広さは一般的な9フィートテーブルと同じなのですが、テーブルが小さくなると戦い方が違ってきます。

これはエキスポで行なわれるアマチュアトーナメントの種類で、通常のオープントーナメントの他に12歳以下、17歳以下、女性、50歳以上、65歳以上といった多くのカテゴリー分けがあります。
スーパーシニアと呼ばれる65歳以上のクラスでも参加者が164名もいました。

この女の子は7歳で、身長が足りないので踏み台を持ち歩いてプレーしています。
やはり日本とはビリヤードプレーヤーの数も年齢層も段違いです。
スーパービリヤードエキスポでは毎年会場内でプロトーナメントも開催しており、今年も「Diamond Open 9-Ball Pro Players Championship」が開催されました。

こちらがプロトーナメントが開催されるプロアリーナです。
使用しているのは9フィートテーブルです。
優勝賞金は16,000ドルで円換算すると250万円くらいになります。
優勝してこれを獲得したのはポーランド出身の ヴィクトル・ツェリンスキー(Wiktor Zielinski )選手でした。
日本から大井プロが参戦し、ベスト8に入りました。
ベスト16にはフェダー・ゴースト、トルステン・ホーマン、ベスト32にはジェイソン・ショウ、ニール・フェイエンなどが入賞しましたが、優勝したツエリンスキー選手をはじめとして、スタッフ野田が全く知らないプレーヤーがたくさん上位入賞していました。
やはり9ボールや10ボールはシュート力が強い若手プレーヤーのゲームなのかなあと思ったりします。
前述のアマチュアトーナメントでも2,000~5,000ドルの優勝賞金がありますので、腕に覚えのある方は参加してみてはいかがでしょうか。

ではここから出展ブースをいろいろご紹介します。
BCA(アメリカビリヤード協会)のエキスポは業者用のイベントで招待状が無いと入場できないのですが、スーパービリヤードエキスポは一般の人向けのイベントで、入場料を払うかトーナメントにエントリーすれば誰でも利用でき、出展している物販ブースは小売りを基本としています。
物販のほかに企業プロモーションやキューの修理、チャレンジマッチなども行われています。

ビリヤード・リバイバルというブースです。
過去に名品と謳われたビリヤード用品(主にビリヤードテーブル)を再仕上げなどして販売しています。
日本ではとても商売にならないようなこんな事業もアメリカなら成り立つようです。

エキスポの常連ブースの1つ、ベル・フォレストです。
非常に多くの銘木を角材や丸棒の形で販売しています。もちろん販売先はキューメーカーがメインとなります。
アメリカには趣味でキューを作る人がたくさんいるので、こういった需要があるのです。
杢目の美しさに魅力を感じるスタッフ野田は、キューを作るわけでもないのにピンクアイボリーやフィドルバックメイプルなどをここで買ったことがあります。

ブランズウイックテーブルの最新モデル「ゴールドクラウンVII」です。
昨年のBCAエキスポで発表されましたが、スタッフ野田はまだ日本で見かけたことはありません。
一度撞いてみたいものです。

フェダー・ゴーストのブースです。ブース内の3人のうち右側に立っているのが本人です。
彼の名前を冠した色々なビリヤード用品を販売しています。
彼の名前はGORSTですがGHOST(幽霊)を連想させるのでそれに関連した商品を作りやすいのでしょう。

Tシャツなどのアパレル関連を販売するブースです。もちろんほぼ全部がビリヤードに関連したデザインのものです。
あまり日本人の好みではない、ガイコツやホラー映画ばりのおどろおどろしいデザインも多いですが、アメリカではそういったものに人気があるようです。

ジェイソン・ショウのブースです。
今回のトーナメントではあまり振るわない成績でしたが、やはり彼の人気は高いようです。

アレックス・パグラヤンのブースです。中央で手を挙げているのがパグラヤンです。
「ライオン」のニックネームを持つフィリピンのプロプレーヤーですが、現在はカナダ在住となっているようです。
スタッフ野田も何度か会ったことがありますが、非常に人懐っこくて明るい人だという印象があります。

右の人はみなさんご存じのアール・ストリックランドです。左の黄色いシャツを着ている人はアメリカでは「Dr. Cue」の異名でインストラクターとして知られているトム・ロスマンです。
スーパービリヤードエキスポではこういったインストラクターの講習イベントも人気で、有名なプロやインストラクターから直接教えてもらえる貴重な機会なのです。
スタッフ野田もエキスポ会場で多くのプロプレーヤーに色々な疑問をぶつけて上達の糧にしていました。

キューの修理を行なうリペアショップのブースです。
スーパービリヤードエキスポではいつも複数のリペアショップが出展するのですが、どこも大人気です。

これはキューメーカーのダン・ディショウのブースです。
一応、ディショウ・キューも販売しているのですが、ほぼリペアショップと化しています。
旋盤が必要になる修理は勿論、タップ交換などの個人でもできそうな作業でもアメリカのプレーヤーは「餅は餅屋」と考えている人が多いようで、すべて専門家に任せるという風潮が強いです。
修理を依頼するにしても、キューを送ったり費用の支払いなどが面倒だったり長期間待ったりするので、すぐに修理してもらえるこういったショップはエキスポ会場を訪れるプレーヤーにとって大変ありがたい存在なのです。そのためどこのリペアショップも大人気で、多くの修理キュー・シャフトを抱えています。
カムイなどの有名どころのタップに交換する費用はタップ代金込みで60ドル前後(約1万円)となっており、タップ交換だけでも1日10万円くらい余裕で稼げます。

ダイナスフィアボールのブースです。
色々なデザインのボールがあり、ビリヤード場のオーナーはもちろん、ホームテーブルを所有する人々が自分の好みに応じたものを選べるため人気があるようです。

今回はここまで。
次回はキューメーカーのブースを中心にご紹介する予定です。

現在日本ではJAPA(アマ連盟)及びJPBA(プロ連盟)ともにダイナスフィアボールを公式球として使用しています。
キューショップジャパンではダイナスフィアボールをはじめとした、色々なボールセットも取り扱っています。
デザインと価格に応じてお好みのものをお選びいただけますので、ぜひご検討ください。

各種ボールセット(キャロム用ボールもございます)はこちら

あなたのキューをMy Favorite Cueに掲載しませんか?

「My Favorite Cues」ページでは、皆様のお気に入りキューを紹介するページです。

自慢のマイキューをこちらのページに掲載ご希望の方は、キューショップジャパンLINEで直接写真を添付送信ください。キューショップLINEはこちら
必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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