明けましておめでとうございます、スタッフ野田です。
本年もキューショップジャパンをよろしくお願いいたします。

新年最初のブログは栗林プロのテクニック講座をご紹介させていただきます。
5-9(最近は5-10かな?)はビリヤード経験の長い人なら必ず経験したことがあると言えるほど人気のあるゲームです。高得点を求めて独特の戦略が駆使されるのですが、最後に手球をヘッドライン内に戻さなければならないというルールがあります。ローテーションでも同様で、失敗すると次のブレイク権を失うというペナルティがありますね。
5-9では点球(5・9番)をサイドポケットに入れると得点が倍になるので、フットスポット近くの9番は普通ならコーナーに狙うことが多いのですが5-9では何とかしてサイドに入れようとします。
その際にうまくヘッド側へのフリがつけばいいのですが、もし逆フリになったら・・・というのが今回のお題です。
まずは動画をご覧ください。

【動画】Q.フット玉をサイドに入れて逆押しでツー出し(5-9,ジャパンなどで)のコツ (時間:50m40s頃より)

ただ闇雲に強く撞けばよいというものではないことがお判りいただけたでしょうか。
手球は的球に接触した直後は接線方向に分離して、スピードが速いほど接線上を長くたどり、その後に押し・引きの効果が表れます。逆フリですからスピードが速いほど手球はヘッド側とは反対方向にハジかれてしまうわけです。
キモはクッションに手球が入る角度で、これがヘッド側に向かっていなければ強い逆ヒネリがかかっていてもその効果は半減してしまいます。
また、手球が高速でクッションに入るほどクッションからの反発力も強くなります。この反発力はクッションから直角方向に働くため、あまり強いと手球をヘッド方向に動かす妨げになるのです。
そうかといってあまり弱く撞けば押しも逆ヒネリも効かなくなってしまいますから、手球のスピードは抑えてスピンは強くかけることが求められます。キュー切れのよい人というのは、二律背反するこの2つの要素を最もバランスの良い具合に調整できる人であるとも言えるでしょう。

         

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