こんにちは、スタッフ野田です。
エキスポレポート第5弾です。
今回はキューケースから見ていきましょう。
キューケース専門のメーカーブースは3つありました。
ウイットン
高級カスタムケースとして知られるウイットンのブースです。3000ドル以上もするオストリッチ革のケースもありました。
彼がウイットンの代表、ジョー・ウイットンです。手にしているのは珍しいコルク製のキューケースです。ハンドルもストラップもジッパーのつまみに至るまでコルクでできています。
手触りもよくて実はこのケース、私が個人的に買ってしまいました。
ウイットンは銃のケースを作っていることでも知られています。
拳銃を入れるケースが展示されています。
こんな需要があるのはアメリカらしいですね。
人気の高いケースメーカーですからライセンス生産などで数を作ればもっと儲かるはずですが、それをよしとせず自社工房内だけの少量生産で決して品質を犠牲にしない製作を続けています。
ジャスティス
こちらも有名なキューケースメーカー、ジャスティスです。
ブースの中で座っているのが製作者のジャック・ジャスティスです。
伝統的な製法とデザインを守り続けています。
JBケース
大量のケースと非常に多くのバラエティに富んだデザインを持つJBケースです。
JBは創設者John Bartonのイニシャルです。彼は有名なインストローク・ケースの創設者でもあります。
安価な合皮製のものから本革に彫刻が施された高価なものまで揃っています。
次はビリヤード用品販売ブースのご紹介です。
例年はこのエキスポのメインスポンサーの1つで最大のブース面積を誇るMuellerが出店しているのですが、今年はそれがありませんでした。何か事情があったようですが、来年のエキスポにはカムバックしてくるそうです。
それに代わって今回のエキスポで最も大きな面積を専有してブースを展開していたのはオメガ・ビリヤードでした。
キュー、ケースはもちろん、小物から書籍、アパレルにいたるまでありとあらゆる用品を揃えて活況を呈していました。
こちらはFCIビリヤードという販売店のブースです。
オメガほど広くはないですが、大量の商品が所狭しとばかりに並べられています。
ここにはよくゲテモノ珍しい商品が並べられていて、珍品コレクターの私は目を光らせています。
J&Jアメリカのブースです。
オメガやFCIよりずっと小さなブースですが、品揃えはバラエティに富んでいます。
タッドキューのディーラーとしても知られています。
写真の女性が代表のジュディです。
次にご紹介するのはカスタムキューを取り扱うディーラーのブースです。
今回のエキスポではこういったディーラーたちのブースが少なく、常連組のいくつかが出展していませんでした。大きな原因はアメリカ国内でも州によって象牙製品のやりとりが禁止されてしまったことだと思われます。
ドロウマン・コレクタブルキューに展示してあったハイエンド・カスタムキューです。
ザンボッティやシックなどが並んでいます。
New 2 You Q’s のブースです。
ディーラーブースとしては今回のエキスポで最もたくさんの品揃えをしていました。
変わった名称ですが、「新しいキューをあなたに」という意味を込めているのでしょう。
ドロウマンのような超高級カスタムは少なく、タッドやサウスウエストといった有名どころから聞いたこともないようなメーカーのキューまで幅広い品ぞろえでした。
こちらはシュアマン・コレクタブルキューのブース
オーナーのシャーマン氏が個人でキューディーラーをやっています。
本名のSHERMANとショップ名のSURE MAN(確かな人)をかけているのです。
ちょっと話をしたのですが、やはり象牙の問題で買い取りも販売もやりにくくなって困っているそうです。
マス・カスタムキュー
私は初めて見る業者です。
ブースは小さいですが、なかなか魅力的なキューを揃えていました。
ザンボッティやブラックボア、それにバラブシュカまでありました。
今回はここまで。
次回はビリヤードとは関係ない商品を販売しているブースなどもご紹介します。