こんにちは、スタッフ野田です。

「不可能を可能にするショット #8 その2」をお届けします。
前回、空クッションからのキスショット「テケテケ」をご紹介しました。
今回は別の配置でその有効性ご説明したいと思います。
下図をごらんください。
       ↓

実際の配置です。
      ↓

1番を直接ポケットに入れるコースは5番にふさがれていますが、5番は穴前にあり、しかも手球と1番の中心を結ぶラインは5番をコンビで入れるコースとなっています。
距離も近いので1・5コンビを狙えばまず失敗することはないでしょう。
手球・1番・5番の配置のアップです。
     ↓

しかしテーブルの反対側に2・9番が並んでいて、前回の配置同様に1番を入れて2番が見えさえすればこのラックはいただきという配置です。
しかしコンビで5番を入れた後、1番を入れられる配置にできるでしょうか?

5番が穴前にあるために厚みの許容範囲が大きいのですが、逆に言うと5番への当たり方によって1番がどの方向にどれだけ動くかが大きく変わり、これを正確にコントロールすることが大変難しいのです。

さらに狙いは1番のほぼ正面なので手球を左右に大きく動かすことが難しく、1番は右側(テーブル中央へ向かう方向)に動くので、厳しい角度でのサイド狙いか遠いコーナーへのショットになることが予想されます。
もちろん手球に強い押し・引き・ヒネリをかければテーブル中央付近に移動させることは可能ですが、1番も大きく動くためポジションコントロールはほぼ不可能となります。

そこで1番を前クッションから5番の左側に当ててテケテケで1番を入れます。
これにより1番から右フリを作り出すことができ、1番を入れて手球を2番にポジションすることが可能となります。  

動画もご覧ください。

手球は反対側の短クッションに向かい、途中で他の的球にぶつかる可能性もありますが、かなり高い確率で2・9コンビが狙えることが期待できます。
クローズアップ動画とスローモーション動画をご覧ください。

このショットは狙いの許容範囲は結構シビアなので穴前の的球を利用する配置でしか使えません。
特に今回は手球を2番にポジションするためスローショットで撞くことができませんので、穴前といえどもかなり慎重に狙う必要があります。
また、コンビは絶対ダメだと言っているわけではなく、状況によってコンビから次に1番が狙える確率とテケテケで狙った場合の成功率を比較して判断することが必要です。

最後にもう1つ例を挙げましょう。
下図をご覧ください。

ナインボールゲームでこのような配置が回ってきました。
9番は穴前ですが、1番は5番の真後ろに隠れて手球を直接当てることができません。
この記事を読んでいただいた方にはもうお分かりと思いますが、こんな時こそテケテケの出番です。
しかもこれは手球を直接テケテケさせるのでかなり正確に狙えます。

動画とスローモーション動画もご覧ください。

このように1ポイントくらいポケットから離れていてもポケットする的球が穴前なら充分実用範囲です。キャロムのベテランなら楽勝でしょう。
ポケットではほとんど使わない技ですが、この程度ならちょっと練習すればコツが掴めると思います。覚えておいて損はありません。

前回から2回にわたって「テケテケ」のご紹介をしてきました。
コンビを狙う時というのは的球がポケットに近い場合も多く、特にクッションに沿った配置ではこの方法が使えるケースがあるものです。
コンビでは、同じ的球を再度狙わなければならないため、ショット後の的球の動きまで考えなければなりません。コンビは成功したけれども後球(「あとだま」=残った配置)がよくないといった経験は誰でもあると思います。これは手球と的球の両方の力加減を同時にコントロールすることが難しいためです。
次に貴方に穴前のコンビで悩むような配置が回ってきたら、テケテケも考えてみてください。
以外に簡単な取り口が見つかるかもしれませんよ。

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