こんにちは、スタッフ野田です。
今回は「不可能を可能にするショット」第8弾をお届けします。
まずは下記の配置をご覧ください。
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ゲームは9ボールで、貴方にこの配置が回ってきました。
1番は見えますが、ポケットへのコースは穴前の8番にさえぎられています。
実際の配置です
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反対側のコーナー近くには2番と9番がポケットに向かって並んでいます。
2・9番の間には少し間隔がありますが、2番が見えればコンビで9番を入れることは簡単です。
つまり、1番を制したほうがこのラックでの勝利を手にするというわけです。
セーフティは「不可能を可能にするショット」のコーナーでは論外です。
あなたならどのように1番を処理しますか?
拡大配置図です
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おそらく多くの方が最初に思いついたのは1・8のコンビで8番を入れることではないでしょうか。
このコンビは簡単というほどではありませんが、比較的成功率は高いでしょう。
しかしコンビが成功したとして、その後1番を狙える位置に手球をポジションできるでしょうか?
コンビをした場合、1番は8番のほぼ正面に当たるのでコーナーポケット近くに止まって4・5番の陰になってしまう可能性が濃厚です。
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このようにゆっくり撞くと1番は大抵4・5番の陰になって狙えなくなります。
さりとて強く撞けばコンビが外れる危険が増し、手球と1番の位置関係が良くなる保証もありません。
コンビが成功 → 1番が見えない → ファールになる → 相手の2・9コンビで終わり・・・という最悪のシナリオも予想されます。
では、どうしたらいいでしょう?
解決策として、こんな方法があります。
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1番をクッションから8番にキスさせて入れるショットです。
「テケテケ」と呼ばれているボールの動きですね。
スリークッションなどのキャロムゲームではポピュラーな取り方の1つです。

ポケットゲームではあまり使う機会はありませんし、的球を何も無いところへ向けて動かさなければならないため、正確な狙いを付けることが難しいのです。
したがって実用範囲はこの例のように的球がポケットにごく近い場合に限定されます。
コツとしては、強く撞くとわずかな角度の違いが大きく影響して外れやすくなるので必要最低限の力加減で撞いてください。
そうすればもし失敗しても1番は隠れて見えなくなるでしょう。
次回はこの方法が有効となる別の異なる状況をご紹介します。
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