ビル・シックです。
キューメーカーとしての名称は、「Bill Schick Originals」となっており、他にOriginalsが名称に付くキューメーカーとしてはメウチの「Meucci Originals」が有名ですね。
このメーカーだけの独創的なキューであることを強調したいという意味でOriginalsと名付けているのでしょう。
確かにシックもメウチも独特の特徴を持っていますが、独自性を追求しているのはこの2社だけではありません。他のメーカーにはない独自のデザインや仕様を採用し、差別化を図りたいと考えているキューメーカーも多いと思います。
ただ、外観が異様な形状だったり独自のジョイントが装備されていたりといった仕様で独自性を主張しすぎるとキューケースへの収納やシャフトの互換性など使用者側に不便を強いることになる可能性があるのですが、シックは伝統的なキューの構造や使い勝手を大切にしながら、独自のデザインや細工によって個性を表現していました。
ビル・シックは2022年に亡くなりましたが、多くのキューメーカーに影響を与え、その功績は非常に大きなものがあります。

フォアアームです。
メイプルに黒檀の親子8剣というクラシックなデザインですが、工夫を凝らしたインレイがハギに施されています。

長いハギにはピーコックと呼ばれるインレイが入っています。このインレイはザンボッティが使っていることで有名ですが、ザンボッティのものとは形が微妙に異なっています。
短剣の中にはプロペラとドットが入り、長短両方のハギの先端にはダイヤとドットのインレイが付けられています。
トラディショナルなテイストを残したうえで、自分なりのデザインにしようとする工夫が伺えます。

グリップにはジナキューによく使用されているものと同じピッグスキンと思われる革が巻いてあります。

バットスリーブです。
黒檀ベースに4ピースダイヤとプロペラにドットを加えたインレイセットが交互に入っています。
リングはダブルシルバーリングとなっています。
バットキャップにはSchickのロゴと日付の刻印があり、2002年に製作されたことが分かります。
ごく初期のものを除いてほとんどのシックのバットキャップにはロゴマークが入っていますが、製造日は入っていないものもあります。

ジョイントです。
10山のフラットフェイスジョイントです。
シックはバラブシュカを参考にした伝統的な製法を基本にしており、当初は14山パイロテッドジョイントを使用していましたが、ほどなくしてほとんどのキューで10山ジョイントが採用されるようになります。
さらに写真のようにジョイントピンの先端に「S」のイニシャルを付けるようになりました。これはシックの大きな特徴の1つで手間のかかる細工なのですが、それでもコグノセンティやリチャード・チュディなどが同様のことを行なっています。

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近日中に「中古・新古キュー」のページに掲載されますので、ぜひご覧ください。

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必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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