明けましておめでとうございます。スタッフ野田です。
本年もよろしくお願いいたします。
さて新年第1弾のブログは お年玉企画として、面白くてためになる(?)トリックショットをご紹介しようと思います。
トリックショットは曲球(きょくだま)とも呼ばれ、大きく分けて正確に配置されていれば誰でも成功する「セット球」と呼ばれるものと、強烈なスピンや絶妙なコントロールで魅了する「ストロークショット」の2種類があります。
今回は成功率が高くて誰でも楽しめるものを中心にしています。
なお、特に別記しない限り隣接している球は必ず隙間がないように密着させてください。
ほんの少しでも隙間があると上手くいきません。

ではまず的球を使わず手球だけで行なうトリックショットをご紹介しましょう。
名付けて「キャッチボールショット」です。
       ↓

少しキュー尻を上げて強い押し球を撞くと、手球が少しジャンプしてクッションの上部にぶつかり、押しの回転効果も相まって跳ね上がります。要するにクッションジャンプですね。それを手で受け止めるというものです。
手球が自分に向かって飛んでくるので、ちょっと度胸がいるショットです。
上手く飛ばない場合は、クッションまでの距離を変えてみてください。
動画では長クッション間での例を紹介していますが、短クッション間で行なうことも難しくはありますが可能です。
トライする際は、手球が不測の方向に飛んでいく可能性がありますので、周囲に他の人や壊れやすいものが
ないことを確認してください。

次は空クッションのショットを2種類ご紹介します。
1つ目は4クッションの大回しです。
      ↓

2つ目は5クッションです。
      ↓

いずれも二重回しと呼ばれる手球がテーブルを1周以上動き回るショットです。
順ヒネリ(動画の例ではいずれも右ヒネリ)をいっぱいにかけて強く撞きます。
当然ながらテーブルのコンディションによって手球の最終到達位置が変わってきますので、結果を見ながら最初に狙うポイントを調整してください。
トリックショットとして紹介しましたが、この二重回しのコースは実戦で隠れた的球を当てるために役に立つ時があります。スタッフ野田もこれを使ってピンチを切り抜けたことが何度かあります。
覚えておいて損はないショットです。

次は3個の的球がポケットするショットです。
3ボールズ・イン・1ストロークなどと呼ばれています
      ↓

①②はほぼ確実にポケットしますが、それだけではつまらないので、手球を大回しして③もポケットします。
順ヒネリ(クッションに対しての順ヒネリです。この図では右ヒネリ)をかけて、①に当てる厚みでスリークッションのコースを調整します。

次に的球4個のセット球を3種ご紹介します。
1つ目はこれです。
      ↓


良く知られている配置で、4個の的球がほぼ同時にポケットします。
図の水色の線は、隣接している球の並んでいる方向を示しています。
摩擦で方向が少しズレるので、それを見越して配置しています。
③はフットスポットより球半分ほどセンター側にずらした所ですがテーブルによって誤差があるので結果を見ながら位置を調整してください。

2つ目もよく知られている配置です。
      ↓

4個の的球を一直線に並べるのでインラインショットと呼ばれています。
狙いは③の左側で、手球はまず③に当たり直後に②に当たります。
①②④はまずポケット出来ると思いますが、バンクする③が入りにくい場合があるかもしれません。
①と②、③と④は密着させる必要がありますが、②と③の間は少し隙間があっても大丈夫なので、③が入らない場合は③④の位置を変えて調整してください。

3つ目はスタッフ野田のオリジナルです。
      ↓

これはちょっとストロークの調整が必要なショットです。
①の右側に薄めに当ててキャノンで③を落としたあとに、手球を長クッション沿いに走らせて④を入れます。
①と②は密着させますが、③は図のように①②とは少し離しておきます。
中心少し下を強く撞いて手球を③から真横に走らせて④を狙う方法もありますが、強めの押しをかけて長クッション沿いに走らせる方が簡単です。
④へのコース調整は①への厚み(①から③への当たり方)で行ないます。

次は的球5個の配置です。
      ↓

②はクッションに密着させ、④の位置は②よりもわずかに内側(クッションから離れた位置)にします。
⑤は摩擦の影響を大きく受けますので、配置をコーナーポケットからどれだけずらすかを結果を見ながら調整します。
ちょっとセットにコツが必要ですが、見た目が派手なショットです。
なお、右上コーナーに⑥を置いて3ボールズ・イン・1ストロークと同じ要領でこれを手球で落とすこともできます。
この場合、手球がワンクッションしたあと⑤とぶつかってしまう可能性がありますので、①への厚みと力加減でこれをかわす必要があります。

最後はスタッフ野田オリジナルの「マスワリショット」をご紹介しましょう。
①~⑨の9個の的球がワンショットですべてポケットします。
      ↓

球数が多いのでセットは簡単ではありませんが、成功すれば多くの人が目を見張るショットです。
また、たくさんの的球を動かすのでかなり強く撞く必要があります。
狙いは③の正面でOKです。
手球・①の並びは⑨の少し左(クッション寄り)です。
①が⑨の左に厚めに当たらないと⑦にコーナーまで走る力を伝えられません。
④・⑤および⑦・⑨の並びは摩擦の状態で変わるので結果を見て調整が必要です。

以上、マスワリショット以外は簡単にセットできて、それなりに成功率が高いので、ビリヤード場でちょっとしたヒマつぶしにもってこいだと思います。
スタッフ野田は曲球の名手として知られたJPBAの木村義一プロ(故人)からトリックショットを集めたビデオテープを譲ってもらって研究したことがあり、おかげで的球の動きをかなり読めるようになりました。

トリックショット自体は遊びの技ですが、その動きを知ることは実践にも役立ちます。
友達に披露するもよし。自分の知識として勉強するもよし。ぜひチャレンジしてみて下さい。

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