タッドキューです。
名匠タッド・コハラ(故人)の作品です。クラシックデザインの王道を行くメーカですね。
日本で家具職人になる勉強をしたタッド・コハラは自動車の修理工からガソリンスタンドの経営を経て、映画「ハスラー」のビリヤードブームに乗ってタッド・ファミリー・ビリヤードというビリヤード場をオープンし、その店でハウスキューの修理をしているうちに来店客のキューの修理も請け負うことになり、ついには自分でキューを作るようになりました。

フォアアームです。
バーズアイメイプルに黒檀のハギが4本入った伝統的な4剣デザインです。
ハギの中にはマザーオブパールのドットとノッチドダイヤが1つずつ入っています。
そして各ハギには5枚の縁取りベニヤが付けられています。
グリップ部分との境目には幅広の黒檀のリングにマザーオブパールでドットとノッチドダイヤのインレイが交互に入っており、これをメイプルのステッチリングで挟んでいます。
ハギの中にもノッチドダイヤのインレイがあるので、これと並んでしまわないようにインレイの位置を90度ずらしていることが分かります。
このようなリングが入っているタッドは珍しいです。


バットスリーブです。
中央には黒檀の幅広リングにハギに付いている5枚のベニヤを2組背中合わせにして入れたものとマザーオブパールのノッチドダイヤが交互に入っており、それをグリップ上部に入っているリングと同じもの2つで挟んでいます。なかなか面白いデザインですね。どことなくフランク・パラダイスのキューに似たイメージがあります。
特徴的な長いバットキャップがタッドらしさを醸し出しています。
バットキャップの長さは常に同じというキューメーカーが多いのですが、タッドはキューによってバットキャップの長さがバラバラになっています。
スタッフ野田はこれについてコハラ氏に聞いたことがあるのですが、デザインとしての特徴を出す以外に、キュー尻のウェイトボルトがないので重量・バランスの最終微調整をバットキャップの長さで行なっているために長さが一定ではないとのことでした。

ジョイントです。
伝統的な5/16-18山のパイロテッドジョイントです。
ジョイントカラーはステンレスで、ジョイントピンは先端が平らで少し短いショートピンと呼ばれるものが使用されています。
近年のキューは金属以外の材質で作られたジョイントカラーが使われていることが多いのですが、タッドに関してはステンレスの方が「らしさ」があると思います。

キューショップジャパンでは、タッドから正式に認可を受けたウイットン製キューケースを販売しています。
タッドキュー同様に世界にこれ1本のみという特注品でキューショップ限定モデルとなっております。
お気に入りのタッドを収納するにはベストなケースとしてお勧めできる逸品ですので、是非ご検討ください。

 

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自慢のマイキューをこちらのページに掲載ご希望の方は、キューショップジャパンLINEで直接写真を添付送信ください。キューショップLINEはこちら
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①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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