アメリカの量産キュー大手の1つ、マクダモットです。
1975年にジム・マクダモットにより創設された、老舗のキューメーカーです。
ビリヤード歴が長い方にはお馴染みのメーカーでしょう。
今回ご紹介するのは、M8-PS6というモデルで「ハートブレイカー Heart Breaker」と呼ばれるブレイク&ジャンプキューです。
ジョージ・ブリードラブ(ジャネット・リーの旦那さんです)のプロモデルとして1998年に発売され、構造的には特にこれといった特徴のないプリントキュー(デカールキュー)なのですが、このデザインに惹かれる人が多く、安価だったこともありアメリカでも日本でも大変人気がありました。マクダモットのなかで最も売れたプリントキューだったのではないでしょうか。特に女性に人気がありましたね。(ちなみにこのキューのオーナーも女性です)
同時期に発売されたM8シリーズのほとんどは2~3年で生産終了となっていますが、このキューは10年ほど生産が続けられ、現在でもビリヤード場などで見かけることがあります。
そういう意味でビリヤードの歴史に刻まれるべきキューの1本であると思います。

フォアアームです。
ベースが黒いですがもちろん黒檀などではなくメイプルに黒の塗装を施し、その上にデカール(印刷シール)で Heart Breaker のデザインを貼り付けて最後に透明の塗料で仕上げをしているものです。
前述の通り大変人気があったので、色違いのモデルも製作されました。
下地を白色にしたもので、デカールは全く同じです。
こちらも結構人気がありました。
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これはM72Fという型番が付いた「ハートブレイカー2」で、2007年頃に発売されました。
デザインはそれほど悪くないと思うのですが、2年ほどで生産中止となったようです。
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これはマクダモットではありませんが、ハートブレイカーの名を冠したACTIONブランドのキューです。
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このように何種類もあるのは「ハートブレイカー」という名称がブレイクキューとしてふさわしいものとして多くの人々に受け入れられているためではないかと思います。

バットスリーブです。
ハートブレイクのマークだけのシンプルなデザインです。
プリントキューなのでデザインが複雑になってもコストには大差ないはずなのですが、敢えてこのようなシンプルなものにしているところにデザインセンスの良さを感じます。

ジョイントです。
バットの分割部ともにマクダモット伝統の3/8-10山フラットフェイスジョイントとなっています。
現在は一部クイックリリースジョイントなどを採用しているものもありますが、ほとんどのマクダモットキューには依然としてこのジョイントが使用されています。

ブレイク・ジャンプキューなので、このようにバットを分割することができます。
タップはメーカー出荷時にはプロフェッショナルが付いていました。
その気になれば、プレー、ブレイク、ジャンプをすべてこれ1本でこなすことも可能です。

現在はブレイク・ジャンプそれぞれに特化した高性能なキューがあるので、シリアスなトーナメントプレーヤーの人たちはブレイク・ジャンプ兼用キューを使うことはあまりないのですが、そこまでの性能を必要としない人たちにはコストパフォーマンスに優れたアイテムとして重宝されています。
キューショップでもブレイク・ジャンプキューを各種取り揃えておりますので、興味のある方は是非ご検討ください。


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