こんにちは、スタッフ野田です。
あけましておめでとうございます。
本年も「面白くてためになる」内容をこのブログでご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
今回のお題は、「力の伝わる順序」です。
これだけではいったい何のことかわかりませんね。
説明を始める前に、あなたに儲け話をひとつお教えしましょう。

図のようにポケット直前に4個の球を菱形に配置します。④はポケットから球3個分ほどの位置で、手球はフリーボールです。
②と③の間は隙間があっても構いませんが、他の的球は密着させてください。
そして頂点のボール①に手球をヒットさせれば④がポケットします。

まあ、当たり前ですね。
あなたはこれを相手にやってみせた上で、こんどは頂点のボール①を除いた3個の配置を組みます。
        ↓

先ほど同様に的球は密着させており、隙間を空けるインチキはありません。
相手に組ませてもいいでしょう。
この状態で④を入れられるかどうか、相手に賭けをもちかけるのです。
手球はフリーボールで、合法的なショットであれば3個の的球のどこに当てても構いません。
おそらく多くの人が簡単に入ると思って乗ってくるでしょう。
何しろ④とポケットの間は15cmほどしかないので少しくらい当たり方が悪くても大丈夫だろうと思える配置で、しかもフリーボールですから手球は的球のすぐ近くに置けるからです。
しかし、実際にやってみるとわかりますが、ほとんど失敗します。
1発勝負だとたまたま成功してしまう危険性がありますので、5回のうち2回以上成功したら相手の勝ちとすれば、どんな上級者を相手にしても負けることはありません。
こうしてあなたはこの賭けに勝ち、利益を得て、友人を失うことでしょう。
スタッフ野田は結果についての責任は一切持ちませんので悪しからず。

④がポケットしない理由は、手球を②・③に完全に同時に当てることがほとんど不可能なためですが、2つのボールにヒットする時間差が非常に小さくても力の伝わる順序の変化でボールの動きは大きく違ってくることがこれでお分かりになると思います。
ちなみに高い確率で④を入れる方法があるのですが、その方法のご紹介は、このブログの最後に。

次に下図をご覧ください。

ポピュラーな曲球のひとつ、3ボールズ・イン・ワンストロークという配置です。
手球を①に当てれば、3個の的球がすべてポケットするというものです。
しかし、①のどこに当ててもよいというわけではなく、当て方を間違えると失敗します。
ここで「力の伝わる順序」を考える必要が出てきます。
この例では、手球を①の正面もしくは左側に当てると、力はまず①から③に伝わり②には伝わりません。
そして①は③との接線方向、つまり図の左下方に動こうとします。

しかし①に密着している②が①が左下方向へ進むのを妨害しており、結果として①は②との接線方向、つまり長クッションと平行に走って、コーナーポケットに向かいます。

したがって、この曲球を成功させるためには、手球を①の中心(もしくは少し左側)に当てる必要があります。

では、もし①の右側に当てたら、どうなるのでしょう?
実際に試していただければ分かりますが、この場合①は長クッションに入ってしまいます。

この場合、①からまず②に力が伝わり、その後③に伝わるので、結果として①は③との接線方向(左下方)に向かって動きます。手球が少しでも①の右側に当たると①・②の接線方向と①・③の接線方向へ向かう力が合成されて①は下の長クッションに向かうことになるのです。
そのために①を最終的に②との接線方向に走らせるためには、まず①から③に力を100%伝える必要があることがおわかりになったと思います。

このように複数の的球が密着している場合、手球が接触する角度によって力が伝わる順番と伝わる力の配分が異なり、それによって的球の動きが変わってきます。
これをよく考えないと、せっかく死に球(ポケットに向かう配置になっている的球)があっても手球の当て方が悪くて失敗してしまう可能性があります。

では、冒頭の3個の球の配置で④をポケットする方法のご紹介です。
手球は図のような位置に置きます。

ここから、できるだけ②を薄くナメるようにして手球を②→③の順に当てます。
すると②によって④が少し動かされて③・④のコンビの形に並んだところで手球が③にヒットして④がポケットします。(もちろん反対側から③→②の順に当ててもOKです)
         ↓

つまり、これは出会い球の一種となるわけです。
成功率100%ではありませんが、慣れれば成功率はかなり高くできるはずです。
試してみてください。

次回は、さらにいろいろな的球のカタマリの中で力の伝わり方がどうなるかを説明してみたいと思います。

キューショップジャパンでは、本年も引き続きブラックレーベルやダイナスフィアボールをはじめとしたさまざまなビリヤード関連商品などを販売していきますので、よろしくお願いいたします。

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