こんにちは、スタッフ野田です。
一見どうしようもない配置から一発で脱出する必殺技の数々をご紹介する「不可能を可能にするショット」の第16弾です。
成功率は?ですが、何が何でも攻めたいという場面で役に立つことがありますので、知っておいて損はありません。

では今回の配置をご覧ください。

ゲームはナインボールで、狙う的球は①なのですが、直近のコーナーは⑦⑧にブロックされています。
また、右下コーナーへのバンクショットも、7番が反射後の①のコースを邪魔しています。
サイドへのバンクも妨害球があって狙えません。
別の例もご覧ください。

①の手前に②があって①をカット/バンクする厚みが無くなっています。
手球は①の正面か短クッション側にしか当てられません。
先の例と同様にサイドのバンクもできません。
何とかして①をポケットしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

では、こちらの動画をご覧ください。

ご覧の通り、①がバンクして入っています。
勿論インチキはしていません。
何をしているかというと、ヒネリで①の反射角度を変えているのです。

的球を右にずらしたい場合、図のように手球に左ヒネリをかけると、ヒネリの摩擦力が的球を少し右側にずらします。同時に的球に手球とは反対方向のヒネリがかかります。(この図の場合右ヒネリ)
これにより的球がクッションに入った際に右方向に反射角度が変わります。
これにより的球の進行方向をポケット側にずらしているのです。
ボールやラシャのコンディションに左右されるので、これを正確にコントロールすることは難しいのですが、攻めに行くなら他に良い方法はないでしょう。
配置によっては縦バンクでもこれが使える場合があります。

妨害ボールがあって、①をサイドや遠いコーナーにバンクはできないという前提でこの図をご覧ください。
長クッション沿いにある2個の妨害球により、①を左上のコーナーにカットすることはもちろん、右上コーナーへ縦バンクするコースも塞がれています。
こんな時に手球にヒネリ(この配置の場合、左ヒネリ)をかけて長クッションとほぼ平行に①を動かせば、クッションからの反射角度が変わって縦バンクを成功させることができます。


これは微妙な狙いが必要となる難しいショットです。
①が動く距離が長いので、①にかかったヒネリがクッションに入る前に消えてしまわないように強めに撞く必要がありますが、①がクッションに入るときにわずかでもヒネリが残っていればポケットに向かう可能性があります。
この配置ではヒネリの効果の他に、手球が①に左から右に向かって当たるために、いわゆる「もらいヒネリ」と呼ばれる力が働いて①に右ヒネリを加える助けになります。もし手球が逆方向にあったらこのショットを成功させることが難しくなります。

コンディションに左右されるギャンブルショットではありますが、バンクショットするには少し角度が足りないという時にトライしてみてください。


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