
人気カスタムキューの大定番、タッドです。
何度もこのマイフェイバリットキューでご紹介しているので、メーカーについての情報はもう不要かと思います。(気になる方は過去のタッドキューの紹介ページをご覧ください)
ただ、何も解説がないのもアレなので、タッドのキューケースについてご紹介しましょう。


タッドのロゴが入ったメーカー純正品と言える本革製のキューケースで、40年以上前に製作されたものです。このケースはキューメーカーであるタッド・コハラさんが製作したわけではなく、デニス・スイフト(Dennis Swift)というクラフトマンの手によるものですが、タッドの依頼を受けて公認キューケースとして製作・販売されました。
デニスはJ.フラワーの流れを汲むキューケースを製作しており、このケースも内外装ともにその特徴がみて取れます。ちなみにJ.フラワーはこうしたクラシックな本革ケースを製作していた職人であり、現在キューや量産ケースを製造・販売している会社とは全く別物です。
このケースの現存数は非常に少ないのですが、日本にはこのケースを何本も所有するコレクターの方がいらっしゃいます。
タッドはキューケースの他にTシャツ、ポロシャツ、タオルやボールペンといったプロモーションアイテムをいくつか作っているので、随時ご紹介していこうと思っています。


フォアアームです。
「オタマジャクシ」と呼ばれるインレイで構成されたデザインです。タッドキューを代表するデザインの1つですね。
バットスリーブに使用されることはよくありますが、フォアアームは剣ハギが入っていることがほとんどで、キュー全体がこのインレイになっているものは珍しいです。

グリップです。
白地に緑斑の糸巻きです。タッドの糸巻きと言えばこの色だと認識している方が多いでしょう。
ただ、この色がタッド専用として作られているわけではなく、他のメーカーでも同じものをグリップに使用している例はよく見られます。


キュー尻の様子です。
メイプルにオタマジャクシのインレイが入り、マザーオブパールのドットが入ったリングワーク、グリップとの境目に入った白リング、そして異様に長いデルリンのバットキャップと、タッドの特徴がてんこ盛りになっています。
一見するとフォアアームと同じデザインのオタマジャクシインレイのようですが、注意深く見るとフォアアームのインレイはドットと黒檀の楕円インレイが縁取りされていることが分かります。

ジョイントです。
ステンレススチールのジョイントカラーを備えた18山のパイロテッドジョイントです。
タッドには12山の木ネジジョイントもあるのですが、ほとんどがこの18山ジョイントです。
ただ、ジョイント部分の直径には個体差があり、異なるタッドのシャフトを付けると段差ができることがあります。
スタッフ野田は、これまでに500本以上のタッドキューを見てきたと思いますが、その中でこのような全身オタマジャクシのタッドキューは3本ほどしかありません。それほどこのようなデザインのキューは珍しく、貴重だと言えます。
ちなみにどうしてこのインレイがオタマジャクシと呼ばれるようになったか色々調べてみたのですが、残念ながら分からずじまいです。(ご存じの方がいらっしゃいましたらキューショップのメールでお知らせください)
その形がオタマジャクシに似ているということはもちろんですが、オタマジャクシの英語が「tadpole」であることからtadとtadpoleをかけてこう呼ばれるようになった可能性があるのかもとスタッフ野田は想像しています。
キューショップジャパンでは、中古・新古キューの販売も行なっています。
キューは多少汚れや傷があってもその性能は全く変わらないことが多く、中古なら高価なキューも格安で手に入ることがあります。
カスタムキューなどの高級品をお探しの方はぜひ一度ご覧ください。




