こんにちは、スタッフ野田です。
羅立文(ローリーウェン)プロによる14-1解説動画その25です。
例によって1球ずつ次に何をしたいかを説明しながら撞いてもらっています。

では、早速動画をご覧いただきましょう。

 

前回からブレイクボールが非常に厚くなってしまった場合の対処法をご紹介していますが、今回はブレイクボールへのフリはわずかにラック側になっているのですが、下の方(フットレール側)に
あるために、ラックに直接当てるためにはドローショットが必要となり、そうなると手球にラックを散らす力がほとんど残っておらず、ラック側面に手球が張り付いてどうしようもなくなるという
事態になることが予想されます。
したがって強い押しをかけてフット側からワンクッションでラックの底辺に手球を当てます。
その際に少し左ヒネリをかけてラック底辺の右側を狙います。うまくいけばラックに当たった後に手球が右側の長クッションからテーブル中央に向かいます。

ブレイク後の配置です。
手球はラック底辺中央の⑩に当たりました。斜めに当たっているので、手球は右方向に動いて、②と⑫が遠いコーナーに狙えます。
⑫はヘッド側コーナーに向かって真っすぐに近い配置なのでポケット出来る可能性は高いのですが、その後が続きそうもありません。
一方、②は入れるのが難しいですが、⑫でセカンダリーブレイクできるポジションにもっていけそうです。
羅プロは可能性を求めて、②のポケットにチャレンジします。

見事に②をポケットして⑫にうまくポジションできました。
羅プロのさすがのシュート力です。
次は⑫でブレイクするのですが、保険球はありませんので、強めに撞いてできるだけ的球を散らしたいところです。
押しをかけると手球が的球の塊の中に埋もれてしまう可能性があるので、引きをかけてブレイク後に手球がクラスターから離れるようにします。

⑫でブレイクしたところです。
まだ多くの的球が固まっており、さらにブレイクしていく必要があります。
現状でポケット出来るのは③しかないのですが、その後に⑦⑩のコンビネーションが狙えます。
このコンビを利用してさらにラックをブレイクしていきます。

③を入れたところです。
この手球の位置から⑦⑩コンビにいくとラックをブレイクできないので、⑤を使ってコンビに対して左フリにポジションします。
もっとゆっくり③を入れて⑤に左フリのポジションを取れば、⑤でブレイクできるのではないかと考えた方がいらっしゃるかもしれません。
羅プロにこれを聞いてみたところ、それするためには③を超スローショットで入れる必要があるので危険が伴うとのことでした。つまり③はポケットまでの距離がそこそこあり、スローショットを
するとラシャの影響などを受けて的球がまっすぐ走らない可能性があるということです。
必要以上に強く撞くことも良くないのですが、長距離をゆっくり走らせることもできるだけ避けるべきショットなのです。

⑤を入れて、⑦⑩コンビへのポジション調整を行いました。
しかしこのポジションはあまり良くなく、ポジションミスと言える配置です。
確かにコンビに対して左フリになっているのですが、⑦への厚みが薄すぎてコンビを入れた後に手球を⑬にぶつけることが難しいのです。
⑬に当てることができればクラスターをかなり散らせるのですが、それができなくなったために、さらにもう一度ブレイクする策を講じる必要に迫られることになります。

⑦⑩コンビを入れて、手球は⑦から⑧に当たり、右サイドポケット近くに止まりました。
羅プロはこの時に手球が少し⑬に接触してクラスターの形が変わることを期待していたようです。
今狙えるのは⑧だけで、ラック範囲内にある6個の的球はどこにポジションしても狙い目がなく、
⑥と⑦は左コーナーに通っています。
したがって、⑧の後に⑥か⑦を狙うしか手がないという状況です。


⑧を入れたところです。
⑥、⑦どちらを狙うにしても、遠くて薄いという見るからにいやな配置ですが、他に選択肢がなかったので仕方がありません。
⑥の方が厚いので入りやすいのですが、手球が⑥→⑦と当たってクラスターに当たるかどうかが分かりません。
⑦はかなり薄くて入れるのが難しいですが、手球がワンクッションでクラスターを大きく散らすことが期待できます。
羅プロは長考の末、⑦を狙いに行きます。

⑦を入れてクラスターを散らすことに成功しました。
まだラック範囲内に⑨⑬⑭のクラスターがあるので、これを何とかしなければなりません。
こんな苦労をしなければならない理由はひとえに⑦⑩コンビへのポジションの角度が悪かったためです。
14-1ではフリの左右の間違いは論外、正しい方にフってもその角度にシビアな制限があることが多いのです。
さて、この配置では⑮、⑥の他に④⑪コンビも狙えますが、④は最有力ブレイクボール候補であり、コンビをするとそれを失うことになります。
羅プロは⑥から⑨を左コーナーに取るポジションを選択しました。

⑨へポジションしたところです。
手球がブレイクボール候補の④に触って少し動かしましたが、これは羅プロの想定範囲内です。
ここからすぐに⑨を入れて⑭を動かしてクラスター解消もできるのですが、⑪を入れて⑨へのポジションを保持できるので、先に⑪をポケットします。
⑪は④のブロックボールなので、チャンスがあれば取り除いておきたい的球です。

羅プロは⑪を入れて⑨を少し左フリに出しました。
右フリにして⑨を入れながら⑭を動かすということもできたのですが、残りの配置が不確実に
なるので、左フリにして手球を2クッションで⑬・⑭の左側に持っていき、余計な的球を動かすことを避けて取り切る方法を選んだようです。

⑨を入れて短長の2クッションで⑬・⑭が狙える位置に手球をもって来ました。
かなり強い押し球が必要で、簡単ではないショットです。
手球のポジション如何でどちらを先に取るかが決まります。
⑬が右コーナーに真っすぐなので、直引きで⑭にポジションします。

⑭からキーボールとなる⑮をサイドに厚く取れるようにポジションしたいのですが、
微妙なフリが付いています。
手球をスタンショットで⑮の右側に持っていくことも、ドローショットで左側に持っていくこともできます。
どちらにするかは人によって違うと思いますが、羅プロはスタンショットを選びました。

⑮にノークッションでポジションしましたが、かなり薄くなってしまいました。
手球が直接サイドポケットに向かうコースだったので、強く撞くとスクラッチの危険があることと、右フリになる分にはヘッド側に手球を回してブレイクボールにポジションできることから、少し弱めになってしまったと思われます。
短長の2クッションでブレイクボールにポジションします。

ブレイクボール④へのポジションが上手くいきました。
手球がサイドポケット前でちょうど良い距離と角度になっています。
1クッションではなく2クッションでポジションしているのには、2つの理由があります。
1つ目は、手球を2つ目のクッションに入れることにより、手球がクッションにくっついてしまうことを防ぐことで、もう1つは1クッションではヒネリ具合によってブレイクボールへのよい角度を保つことが難しいという点です。
1クッションと2クッションの手球のコースと、ブレイクボールへの有効なポジション範囲を
グレーで示しましたが、手球が向かう方向を見れば2クッションの方が良いことがお判りいただけると思います。
ただ実際に試していただくと分かりますが、2クッションでもこの有効範囲に手球をポジションするためにはかなり繊細なヒネリと力加減が必要となります。
ブレイクショットは14-1で最も重要なショットであり、ブレイクボールへはできるだけ安全に良いポジションを取るべきなのですが、今回のように微妙な加減が必要になるショットでポジションせざるをえないこともあります。そういった状況に置かれた際こそ、良いポジションが取れる可能性が少しでも高くなる対処方法を選ぶことが重要になってきます。

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