こんにちは、スタッフ野田です。
エキスポレポート第7弾です。

今回はタイガー社のブースからです。

右側に立っている黒いシャツを着ているのが社長のトニーです。
彼はいつも物静かで大変人当たりの良い人物です。
タイガー社はエベレストやスナイパーなどのタップメーカーとして有名になりましたが、現在は高品質なキューやハイテクシャフトも作っており、日本では当社が販売代理店となっています。

 

チャイニーズ・エイト

中国で評判になっているチャイニーズエイト用のテーブルです。

多くの人がトライしていましたが、アメリカンプールしかしたことのない人がほとんどなので、その難しさに驚いていました。

 

これはトラベルメイトという製品です。

ご覧の通り、キューを立てておく道具です。

この会社は昨年のエキスポでプールメイトという製品を出したのですが、重くてかさばるという意見が多かったのでしょう。今回は軽量で折りたたんでコンパクトにできる構造にしたものを開発してきました。

これがプールメイト↓

 

ここはプールテーブル911というブースで、古いビリヤード台のメンテナンスなどを行う業者です。

911というのは日本でいう110119番で、要するにビリヤード台救急を意味するわけです。

 

こちらではブランク(半完成のキュー)を販売しています。

しかもすべてフルスプライスのブランクです。現在は作りやすいショートスプライスやインレイハギが圧倒的に多いのですが、わざわざ手間と時間をかけてフルスプライスを作るメーカーは貴重だと言えるかもしれません。

 

ウッドバインという会社のブースです。

腕時計のバンドやメガネのフレームなどが銘木で作られています。

強度について不安はありますが、金属アレルギーの人にはいいですね。

 

ダイヤモンドテーブルのブースです。

エキスポのメインスポンサーのひとつです。トーナメントに使うテーブルやブースに貸出しされるテーブルもすべてダイヤモンド製です。

テーブル外側のプレーヤーが触れる部分には金属が一切使われていないという特徴があります。キューをテーブルの金具などにぶつけて傷つけてしまったという経験をお持ちの方も多いと思います。

プールテーブルはかつてブランズウィック全盛でしたが、最近は大きなトーナメントで目にするテーブルのほとんどがダイヤモンドテーブルになってきています。

ここには10フィートテーブルが設置されていました。通常より1フィート(約30cm)大きいだけなのですが、目の前で見るとかなり大きく感じます。遠い球の練習にはいいかも。

また、ボールクリーナーも販売されていました。

こちらはブラッドワースのブースです。

キューの展示はなく、ボールクリーナーとその関連用品のみでした。

青いシャツの人がオーナーのレオナード・ブラッドワースです。彼はもういいお歳なのですが、来年からまたキューの製作を開始するのだそうです。

 

次はキューの修理を請け負うブースのご紹介です。

 

その場でタップや先角の交換などをやってもらう修理のブースは大人気で、どのブースにも修理待ちのキューやシャフトが何本も並んでいました。

ブース出展側も数をこなさなければ利益が出ない(殆どがタップか先角交換で数十ドルの仕事です)ので、寸時を惜しんでの作業となります。

 

さて、スーパービリヤードエキスポの呼び物の1つに大規模なトーナメントがあります。

 

アマチュアトーナメントは9ボールのオープン戦をはじめとして女子やジュニア・シニアの試合などがあります。使用されるのは7フィートのテーブルで、今回はほとんど全部の試合がフルエントリーされたようです。オープン戦で1,024名(!)の参加枠があり、参加資格が65歳以上というスーパーシニアの試合さえも164名の参加枠が埋まるというのはさすがアメリカとしか言いようがないですね。

 

 スリークッションの試合もあります。

アメリカのビリヤード雑誌が行なった、ビリヤードのゲームで何が一番好きかというアンケートの結果は、1位が8ボール、2位9ボール、3位が14-1で、4位がスリークッションだったそうです。

ニューヨークにはスリークッションが10台以上置いてあるお店もありました。

 

運営本部です。 

 

アマチュアトーナメントの規定です。

ジュニア以外は5セット先取を先に2勝した方が勝ちあがりで交互ブレイクです。

アメリカではあまりバンキングは行われず、コイントスでブレイク権を決めることが多いです。

その他、5分間のタイムアウトがあること、プレー中以外は座っていること、試合開始時間に15分以上遅れたら棄権とみなすなどの規定が記載されています。

トーナメント参加者が使うスコアカードです。 

 スタッフ野田も参加したことがあるのですが、7フィートテーブルは独特の戦い方があるので用心してかかる必要があります。現地の人たちは慣れているので手ごわいです。 

会場内ではプロの試合もあるのですが、私は時間がなくて見ることはできませんでした。

男子10ボールはシェーン・バン・ボーニング、女子9ボールはローリー・ジョン・ハッソン(ローリー・ジョン・ジョーンズ)、ワンポケットはダレン・アプルトンが優勝しました。

練習中のシェーン・バン・ボーニングを見かけたので、写真をお願いしました。

 

 

次回はエキスポレポート最終回として、キューメーカーが腕によりをかけた逸品を競うキューコンテストの出品キューをご紹介します。

 

 

 

 

 

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必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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