キケル・キューです。
コロラド州に住む、デビッド・キケルが製作しているキューです。
創業は1980年代後半という熟練キューメーカーなのですが、製作本数が少ないので、特に日本国内ではあまり見かけないキューです。
独特のデザインと工作技術には定評があり、腕前を見込まれて大手の販社と契約して特別製のキューを製作したこともありました。

キケル・キューのカタログの表紙です。デビッドは腕利きのプレーヤーで地元のトーナメントでたびたび優勝しており、当時同じコロラド州に住んでいたジョスウエスト・キューの製作者であるビル・ストラウドにキューを作ってもらっていました。そんなことが縁で二人は友人となり、デビッドはキュー製作に興味を示すようになり、もともと木工の知識・経験があったこともあり、自分でキューを作るようになります。そして「Gallery of American Cue Art」という一流のカスタムキューの展示会に出品できるほどの腕前になります。
しかし近年はあまりキュー製作をしていないようで、新作を滅多に見かけません。

フォアアームです。
高価なキングウッドをベースとして、ホーリーウッド(ヒイラギ)の浮きハギが6本入ったデザインです。
ハギの中にはパープルハートでインレイが施されています。

バットスリーブです。
フォアアーム同様、キングウッドにホーリーウッドとパープルハートのインレイで構成されたデザインです。
このキューは1本もの(ワン・オブ・ア・カインド)なのですが、キケル・キューには楕円形のインレイを用いたコンセプトのものがよく見られます。カタログの表紙にも同様のキューが掲載されています。

キケル・キューのロゴマークです。「キュー」を「Q」と略すことはアメリカのビリヤード業界ではよく行われています。有名なジナキューのロゴも「GQ」となっています。

ジョイントです。
ドットインレイで構成された飾りリングが特徴的ですね。
ジョイント自体は伝統的な5/16-14山のパイロテッドジョイントです。
後年になるとラジアルピンを採用するようになるのですが、このキューは1990年代中頃に製作されたもので、14山の他に10山や18山のジョイントを使用したキューもあるようです。
今でこそ影の薄い14山ジョイントですが、ユニロックやラジアルピンが登場するまでは最もポピュラーなジョイントの1つで、プレデター社の初期のキューにも採用されていました。

現在でもクラシックなデザインのキューには14山のジョイントをという方はたくさんいらっしゃると思います。キューショップジャパンには14山用のシャフトもいろいろ取り揃えておりますので、愛用の14山キューのスペアシャフトにいかがでしょうか。

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「My Favorite Cues」ページでは、皆様のお気に入りキューを紹介するページです。

自慢のマイキューをこちらのページに掲載ご希望の方は、キューショップジャパンLINEで直接写真を添付送信ください。キューショップLINEはこちら
必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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