スタッフ野田です。
広州ビリヤードエキスポ(GBE)のご紹介・その3です。
アメリカにはキューメーカーで構成された協会(ACAやICA)がありますが、中国にはそのようなものはないようで、GBEでハイエンドのカスタムキューを製作するメーカーが集まって展示するというブースもありません。
ですので、そういったキューが欲しいと思うなら各ブースをしらみつぶしに探し回るしかありません。
今回はそういった高級なカスタムキューのブース展示からご紹介します。

これは「Gai Ya」というメーカーのキューです。
どこかユニバーサルキューと同じような雰囲気を感じます。
高いものは50万円以上するようです。


EBRキューです。
エフレン・レイズのイニシャル(Efren Bata Reyes)がブランド名になったキューですね。
日本でも発売されているので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。


日本のファーイーストキューです。
キューショップでも販売していますが、いつも品切れ状態となる人気のキューです。


ハオ(HOW)キューです。
このキューも日本ではよく知られています。
ブースは大きく展示本数も多いので、かなりたくさんのキューを生産できる工場を持っているようです。



ご存じMezzキューのブースです。説明の必要はないですね。
エクシードの最高級モデル「MIYABI」が展示されています。
いまやエクシードはもちろん、通常のMezzキューも世界中で大人気となり、品薄状態が続いています。
これはひとえに製作会社である株式会社三木さんの高品質を保って製品を送り出してきた努力と技術力の賜物と言えるでしょう。



これは「塔里克(TARUK?)」というメーカーの出展しているキューです。
展示本数は少ないですが、KINGシリーズやQUEENシリーズといったモチーフによってデザイン分けしたキューを作っているようです。
SAKURAというキューも展示されていますが、このデザイン、アダムで作っていた桜のデザインのキューとそっくりのような気が・・・








ZENキューのブースです。
日本でも羅立文プロの使用するキューとしてその名は知られていますが、製作本数が少ないためあまり現物にお目にかかることがないキューです。
「五爪神龍」という、龍をモチーフにしたキューが特に目を引きます。
これは10本のみの限定品で、マンモスアイボリーをベースにして製作されています。
素晴らしい技術ですね。
インレイを入れる前の製作途中のブランク(フォアアーム部分)も展示されています。
左から右に向かって、複雑な入れ子になったハギが入れられていく様子が分かります。
ZENキューは独特のデザインと、全体として統率の取れた繊細なインレイワークを得意とするキューメーカーですが、こういった複雑なハギも作れるのです。
今回はここまで。
次回はアクセサリー類などをご紹介する予定です。
ZENキューはキューショップでも販売していますが、入荷数が少なく、入荷してもすぐさま売り切れになってしまいますので、手に入れられた方は幸運ですね。