こんにちは、スタッフ野田です。
「超初心者用ビリヤード・ドリル」のページへようこそ!
このページでは、ビリヤードが上手くなりたいけれど、どんな知識が必要でどんな練習をすれば良いかが分からないという初心者の方のために、最低限必要な知識やスタッフ野田オススメの練習法などをご紹介します。

今回はバンキングについて解説します。
これを読んでいる皆さんの中には、すでに知人などと一緒にゲームをしたことがある人も多いと思いますが、ゲームを開始する際にどちらが先に撞くかを決める必要があります。
プライベートなゲームの場合は日本ではじゃんけん、アメリカではコイントスで順番を決めることも多いのですが、正式な試合ではバンキングという方法を使います。
ちなみにバンキングは和製英語で、英語ではラッグ(lag)と呼びますが、日本ではバンキングと呼ぶのが一般的です。なぜこの名称になったかは不明ですが、おそらく球をクッションに跳ね返す、つまりバンクさせることからこのような名称が付けられたのだろうとスタッフ野田は思っています。

さてバンキングの方法についてですが、キッチン内(2ポイント内)からフット側に球を撞いてクッションさせ、ヘッド側のクッションにより近く止まった方が先攻・後攻を選べるというものです。
一応ルールではヘッド側からフット側に向かって撞くことになっていますが、事情によって反対向きで行なうこともあります。

この図の例では②の方がヘッドクッションに近いので②を撞いたプレーヤーに先攻・後攻の選択権があります。
「選択権がある」という点にご注意ください。これはバンキングに勝った方が必ずしも先攻でなくてもよいことを意味しており、例えば14-1というゲームではバンキングに負けた方が先攻となるのが通例です。それは先攻、つまりオープニングブレイクを行なう側が不利だからです。
このようにバンキングの勝者が後攻を選ぶことも可能なのですが、ナインボールなど多くのゲームではバンキングの勝者が先攻を選びます。それはブレイクショットで的球がポケットしてその後の主導権を握れる可能性が高いからです。ですのでナインボールやテンボールなどで後攻を選ぶ人はまずいないのです。

ここまでの説明でバンキングの目的と方法はお分かりいただけたと思いますが、このバンキングにも色々細かいルールがありますので、それをご紹介していきましょう。ベテランの人でさえ知らない意外な規定もあったりします。
バンキングでは無条件に負けになる場合があります。
 ・撞いた球がテーブル外に飛び出した場合
これは問題外ですね。強く撞く必要のないバンキングでは、こんなことはまずありえません。
 ・撞いた球がフットクッションに2度以上当たった場合
これは要するに球を2往復させてバンキングすることはできないということです。
ちなみに「ハ*ラー・ザ・キッド」という漫画の中で主人公がこれを行なうシーンがありますが、2往復させるためには相当に強く撞つ必要があり微妙な加減をすることはまず不可能なので、こんなことをするメリットは何もありません。
次に以下のような場合も無条件負けとなります。
 ① 撞いた球がポケットに落ちた場合
 ② 撞いた球がロングライン(テーブル中央の縦のライン 下図の青線)を超えた場合
 ③ 撞いた球がサイドのクッションに接触した場合

この3つは気をつける必要があります。
力加減に気を取られて撞点が左右にズレてしまったりして、このようになることが実際にあるのです。これらを防ぐために、手球を置く位置はサイドレールとロングラインの中央に置き、慣れないうちは力加減よりも中心を撞くことに集中しましょう。

さて、ここで問題です。
バンキングしたら下図のような結果になりました。
①はクッションに接しており、②はポケット内でクッションより手前に入り込んでいます。
勝者はどちらでしょうか?

バンキングでは「ヘッドクッションにより近い方が勝ち」であり、「より手前に寄った方が勝ち」ではないのです。
このためポケット内のスペースを使ってクッションの先端より手前にボールを寄せることに意味はなく、この配置での勝者は①となります。
実はそれ以前に現在のルールでは②の方は無条件に負けと規定されているのです。
WPA(世界ビリヤード連盟)のルールにはバンキングについて以下のような場合には負けとなる規定があります。
 ・ボールがコーナーポケット内で止まり、ヘッドクッション先端よりも中へ入り込んだ場合
②が勝者だと誤解している人がいるようで、「キング・オブ・ハ*ラー」という漫画でそのような描写がありますが、現在はこの規定により無条件負けとなります。

もし両者ともに上記のような無条件負けとなる状態になった場合、あるいはどちらの球がクッションに近いか判断不能な場合は、やり直しとなります。
また、先に撞いた人のボールがフットクッションに当たった後に相手プレーヤーが撞いた場合は、両者ともにやり直しとなります。つまりバンキングは両者がほぼ同時に撞かなければならないということです。ですのでバンキングの際は対戦相手が撞く態勢に入ったことを確認してから撞くように心掛けましょう。
なお、バンキングで毎回ボールをヘッドクッションにくっつけるなどといったことはそれこそ漫画の中だけの話(ブレ*クショットという漫画で出てきます)で、慣れていないテーブルでは1ポイント以内に安定して止めることさえかなり難しいのです。

他の人とゲームをするようになるとバンキングの知識が必要になってきますので、こういったルールを覚えておきましょう。
バンキングは正確な撞点と力加減の練習になりますので、ビリヤード場に行くたびに少しでもよいので練習することをお勧めします。

バンキングに限らず、ゲームをするためにはルールについての知識が必要です。
正しいルールやマナーを学ぶためには書籍から学ぶことも重要です。
特に初心者の方には1冊の本から学べることが多くあると思います。

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