スタッフ野田です。
広州ビリヤードエキスポ(GBE)のご紹介・その4(最終回)です。
今回はビリヤードに関するアクセサリー類などのご紹介です。
スタッフ野田は過去にアメリカのスーパービリヤードエキスポやBCAエキスポなどを何度も訪れていますが、その際の楽しみの1つに「ゲテモノ商品」を探すというものがあります。
ゲテモノ商品と言うのは、どう考えても実用にはならない(=売れない)失敗必至の商品のことです。例えば、スプリングや圧縮ガスでシャフトが飛び出るキューや、変なデザインのキューやボール、妙な形のブリッジ、狙いを定める補助具やストロークをまっすぐに矯正する道具など、枚挙にいとまがありません。
そういったものを見るとスタッフ野田はよく商品化したもんだと感心する(呆れる?)とともに、おそらくもう2度と見ることはないであろうという悲哀を感じて、懐の許す限りこういったゲテモノを買い集めていました。
GBEでもそんな商品が展示されているのか、興味のあるところです。
まずはキューケースをご覧ください。




このブースはケース専門のメーカーのようで、非常に多くの種類のケースが展示されています。
断面が円形・楕円形あるいは四角形のケースがほとんどですが、三角形のケースがあります。この形に何かメリットはあるのでしょうか。
表面にトゲトゲの装飾があるケースは、取り扱いに気を付けないと人や物を傷つけてしまいそうです。(対戦相手をやっつける最終兵器?)
ダイナスフィアボールの展示です。



「ローター」と呼ばれる特徴的なデザインのJPBA公式ボール「パラジウム」及びJAPA公式ボール「プラチナム」でおなじみですね。
その他にも色々なデザインがあり、キャロム用のボールも製作しています。
NC旋盤の展示をしているブースです。


近年は細かくて精密なインレイを多用したキューが増えており、このようなコンピューター制御の旋盤はメーカーにとって必須の設備となりつつあります。
こちらは色々なアクセサリー類を販売しているブースです。


主にビリヤード場で使用する汎用のタップや備品類をメインとしています。
昔からある伝統的な商品が多いですが、今でも一定の需要があるのでしょう。フーズボール(サッカーテーブル)の部品もあります。
こちらは日本のブランド「ナオリー(naolly)」のブースです。

ブースの奥でポーズをとってもらっている女性が代表の牧野直美さんです。
もともと革製品(グリップ巻用の革の供給元として有名)の製作をしていたメーカーなので、高品質なタップを作ることができるのも納得です。
こちらもタップです。


グリップマスターという商品名で、タップの品質や性能は分かりませんが、三角形のパッケージが面白いですね。
これはビリヤード場などでキューを保管・展示するケースを製作している会社のブースです。

これはごく普通のショーケースですが、このブースでは下記のようなキューの保管ロッカーも展示していました。


何の変哲もないロッカーのように見えますが、ロックの仕方が面白いです。
動画をご覧ください。
扉に数字を入力するテンキーのようなものが付いており、これに暗証番号を入れてロックを解除するようになっています。
カギを持ち歩く必要がないのがいいですね。
さて、次にご紹介するのは、これです。

壁面に掲示されている機械にご注目ください。
これを見ただけでこの機械が何をするものか分かった方は、かなり洞察力が鋭いです。
では、動画をご覧ください。
なんと、ボールをラックするロボットです。掲示されているものとはちょっとデザインが違いますが、いろいろ改良した結果なのでしょう。
これを見て笑ってしまった方が多いのではないかと思います。
的球をラックするだけではなく、手球をヘッド側に転がすという芸の細かさ(?)がスタッフ野田は好きです。
これは「ゲテモノ商品」の中でもトップクラスと言えるでしょう。製作には相当の費用・時間・労力がかかったはずです。
ちなみにラックされた的球は隙間だらけでした。(^_^;) おそらくエキシビションなどで人目を引くためのものなのでしょう。
こちらは何の展示でしょうか。

ロボットアームがずらりと並んでいて、さながら工作機械の展示のようです。
アームの先を拡大してみると・・・


何やら四角い箱をロボットアームが掴んでいます。
この箱の正体は・・・

チョークでした!

「ターニングポイント」というチョークの展示です。
日本でもすでに販売されていますので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
トーナメントプレーヤーにとっては、自前のチョークを使うことは常識となりつつあり、それに伴って色々なメーカーからチョークが発売されています。
それにしても派手で人目を引く展示方法です。
さて、最後にご紹介するのはこちらです。


アタッシュケースの中に手榴弾がいっぱい・・・?
実はこれもチョークです。


その名も「爆弾チョーク」です。
パッケージも独特ですが、ド派手な箱と紙袋に入って販売されています。
青・緑・紫の3色があり、パッケージも色分けされています。
一見するとゲテモノ商品のように思えるかもしれませんが、粒子の配合を最適にする研究がなされた優れたチョークであり、チョークの底部にはマグネット吸着に対応するように鉄板が埋め込まれていたりと、実用性も兼ね備えています。
このチョークはキューショップジャパンで販売中ですので、ぜひご覧ください。
4回にわたり広州ビリヤードエキスポをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
アメリカとは一味違った雰囲気があり、何よりも出展ブースの数が膨大で、とてもすべてをご紹介することができません。
アメリカのカスタムキューメーカーが出展しないのは残念ですが、中国のキューメーカーの市場進出が目立ち、今後増えていくのではないかと思われます。
NC旋盤の高性能化および低価格化により複雑なインレイのキューを作ることは難しくなくなってきていますが、高いレベルで品質を安定させた製品を作り続けることは簡単ではありません。「安かろう悪かろう」は少なくとも日本のビリヤード市場では通用しないのです。
今後、中国のメーカーがこれをどのように克服していくかを見守りたいところです。