こんにちは、スタッフ野田です。

羅立文(ローリーウェン)プロによる14-1解説動画その12です。
例によって、1球ずつ次に何をしたいかを説明しながら撞いてもらっています。

それでは早速動画をご覧いただきましょう。
今回もラックを下から叩くパターンで、ブレイクボールの位置は前回と同じ長クッションの1ポイントラインの中央ですが、手球の位置が球2個分ほど下がり、ブレイクボールに強めのフリがついています。

ブレイクボールの厚みは1/3ほどです。
やはり最大の課題はいかにして手球を脱出させるかで、羅プロは長・短・長の3クッションを考えています。
しかし今回は手球がラックに急角度で当たるので、最初の長クッションへ向かう角度を読むことが難しくなっています。
ヒネリは控えめで、できるだけ押しを強くしたショットでブレイクします。

ブレイク後の配置です。
長・短と2クッションした手球がラックから飛び出した的球にぶつかってラックの下に留まってしまいました。
下からのブレイクでは散った的球に邪魔されて手球の脱出に失敗する危険は不可避のものであり、何とかしてラックの側面を叩くブレイクにしようとする理由はここにあります。
直接狙える的球が何もないので、羅プロは仕方なく最も成功率の高そうな14番の
コーナーバンクにトライします。

バンクはなんとか成功しましたが、次は遠い難球です。
とりあえず12番を入れてつなぐしかありません。

羅プロはさすがのシュート力で12番を入れました。
6番でクラスターをブレイクしたいところですが、フリが少ないので4番を
サイドに入れて手球を9番に当ててストップさせ、6番のフリを作り出します。

フリをつけた6番でクラスターをブレイクしたところです。
手球に引きをかけてテーブル中央に戻しています。
これでクラスター崩しは終了し、ブレイクボールを決めて取り切りを始めます。
現時点でのブレイクボール候補は1番と11番ですが、1番は少し上すぎ、11番はラックぎりぎりにあるためにどちらもあまり良い位置ではありません。
2番を入れて8番に左フリに出し、8番を入れながら5・11番を動かすことを考えています。

2番を入れたあと8番のフリがなくなったので、真後ろに引いて5番を左フリに出そうとしましたが、それも失敗したため、ブレイクボールは1番に決定。
14-1では可能な限りたくさんのプランを想定してポジションミスに備えておく必要があります。

11→5→10番と入れたところです。
10番の次は13番の予定でしたが、9番がサイドにまっすぐになったので、そちらを入れます。
9番から引いて7番に厚く出せばキーボール13番でブレイクポジションを取ることは簡単です。

羅プロはブレイクボール1番へ薄めに出すことを勧めています。
一般的にブレイクボールが長クッションに近くなるほどフリを大きく取った方が良いのですが、この例のようにブレイクボールがラックより上(ヘッド側)にある場合は、あまり薄くしてしまうとゆっくり撞かないとラックに当たらなくなってしまうので注意が必要です。

14-1の名手、羅プロのお店「POOL LABO」では、ビリヤード用品の販売も行なっています。レッスンを受けたりアドバイスをもらうこともできますので、ぜひ一度ご来店ください。

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